君は今、どんな表現をしたいのかな?
というわけでKoyleです。
プレミアムワインの 「Auma 2013」
この名前はマグロ好き!とかではなく 尊敬される当主の
頭文字で作られたようです
「さとよう」みたいな(ちょっと違うか、、)
チャートを読んでみますと
ロスリンゲス ヴィンヤードにてバイオダイナミックによる栽培
品種構成ですが
Carmenere 50%
CS ( ←わかりますよね) 23%
CF 12 %
Malbec 7%
Merlot 5%
Petit Verdot ( 石塚さん元気?)3%
混ざってますね、、、
手摘み 500lの樽で自然発酵 24ヶ月熟成
ブレンドしたのちに卵形コンクリートタンクで9ヶ月熟成
濾過なしで瓶詰め
と、やる気溢るるキュベに仕上がっております。
飲む前の気になるポイントですが
1 品種ごとの関わりはどうなっているのかな?
2 酒質としてはどの辺りにいるのかな?
3 バイオダイナミクス 野生酵母は効いているのかな?
では外観です
しっかりしていますね 色素量たっぷり
でもそこはやはりCarmenere!
黒みはあるものの、深い紫色のニュアンスに抑えられています
粘性はたっぷり、じっとり(←資格試験目指す方は 真似しないでね)
落ち着きのある全体の印象 2013にしてはかなり元気。
(急な坂道上ります !体力あります系 ですね)
香りのアタック
強いぞ !予想通り!これこそがチリのプレミアム香 !
という感じではあるのですが
ここで気をつけたいのが
Carmenere主体でつくられたワインにおいては
香りの要素や それ自体のボリューム感というものは
気化しやすい性格を持っているためなのか
すぐにコメントをまとめようと 焦らずに 少し待ってあげることで
この鼻腔を押し上げてくるような
強い印象は次第に穏やかなものへと変わっていきます。
人見知りなんだけれども その割には初対面で頑張って、
少し無理をしてしまうタイプ。
アタックにはタールや黒いゴム
って書いてしまうと
「ほらやっぱり、チリのプレミムレンジは
強くて!濃くて!!一本調子 !!!」と言われそうなのですが
これらの14・5%クラスのワインを飲む場合には
少しの時間と 加えて早めの時点での空気接触が必要なので
少し時間を与えてみます。
ちなみに タールやゴムを
→1er nez Goudron ,cautchouc??
って書くと印象違いますよね
ふーん そうなんだ的な説得力発動(フランス語との違いだけなのに、、)
少し時間の経つのを待って
香りの第一弾を落ち着かせて更に見ていきましょう
1品種の個性は? 香りはまとまっていて特別目立つ品種は感じ取れない
スミレ オリーブタップナード プラム オリエンタルスパイス
まとまっていて控えめ
樽はそんなに出てこない
口に含むと
紫色の少し酸を伴ったプラム
外観や香りから受ける印象とは少し異なり
甘みが出てこない。
細かい渋みの要素はあるものの
収斂性とは違った表現で口の中が乾かない
しかし
飲み込んだ後では豊富なアルコール度数が体温で暖められるせいなのか
ゆっくりとそのアルコールのボリューム感を余韻に表してくる。
品種構成や醸造によってどんな風に仕上がっているのか
わからないので複数のグラスを使って
Auma 君の個性を探してみました。
2 酒質としてはアルコール度数はあるけれども圧迫感のないワイン
3 アメリカのマーケットを考えたのであればもっと強く濃い
すなわち
“わかりやすいワイン”にしてもよかったはずなのにそこを求めるのではなく
人の力でアレンジせずに
ぶどうの力で行く先を決めさせたような味わいの印象になっています。
“良く頑張ったね野生酵母!”って感じはあります
実際にはデカンタージュとの組み合わせで
そこからもう一度まとめてサービスに持っていければという意識でおります
味わいと噛み応えのあるマグレの鴨にオリジナルのQuatre epices ベースの
辛くない 少し甘みがあるくらいのスパイスをまぶし
そこにあと一つ二つエッセンスを加えて
(ここだけの話ですが ナッツ 北京ダック的ソース etc,,って言うてるやん)
5日の夜はお出ししたいと思います.
さあ お申し込みのお電話を!
オペレーターは増やしてはおりませんが