全日本最優秀ソムリエコンクールが終わりましたね。
急に暑さが増しておりますが、、、
いかがお過ごしでしょうか?
先日お伝えいたしました全日本ソムリエコンクールが終わりましたね。
結果は皆様既にご存知だと思います!
今回はYoutubeで視聴できましたので
(当日は観客なしで行っております)
今までより多くの方々にご覧いただけたのではないかな、と思っております。
さてさて
細かい部分などは次回のJSAの機関誌が出てからになりますが
「コンクールって
やはり語学が大切だなー」と
改めて感じさせてくれた内容でした。
あまりにも
身も蓋も無い意見で「そんなの最初から、出る前からわかってるやん!」
と言われそうで、申し訳ないくらいですが、、、
これにも理由がありまして
以前は質問はあくまでもワインやサービスに関することが多かったので
まあなんとか想定内な対応で持ち堪えられる部分もあったのですが
(私の場合は“人柄”と“普段の日常における苦労話“という項目では
他を圧倒しての高得点でした、、 ← tell a lie,,)
それはさておき
ここ何回かの国際コンクールの傾向として
プロモーションのスキルや 新規オープンのお店のコンセプト提案、など
様々な分野からの要求が増えてきています。
もちろんゲストに対応するサービス力などに関しても
“さらに素早い判断力”が求められるようになってきています。
となると、現実的には語学力の違いが勝敗を決めると言いますか
制限時間の中での熾烈な戦いとなると
語学力が大きな分かれ道を作っていくのですね。
考えてみても
もしコンクールで日本語使用だとすると
日本語で質問される事に対してはそんなに緊張はしないし
聞きながら答えを探すことが自然にできるし
「標高の高い急斜面の葡萄における紫外線の影響力」
と日本語で聞かれたとしても
「それはですね!」とすぐさま答え始めることができますが
この質問が英語やフランス語で来た場合、
一つ二つでも理解しにくい単語に引っかかってしまうと
やはり“質問の意図”を探るのに少し時間が必要となります。
ここで生じる焦りも結構きついものがあり
焦ると自然と呼吸も落ち着かず
審査が続くにつれてどんどんと体力を奪っていくのです。
もちろん語学力だけではなく
コンクールの準備の両輪の片側には
覚えなければならない単語や産地やetc,,,
と
暗記の量も凄まじいものがあり
それはそれでとっても大変なのは100も300も承知なのですが
準決勝や決勝という普段感じることのないプレッシャーの中で
最終的な優勝に向かっていく、という大変な集中力を支え続けるには
やはり語学という基礎がないと無理なんですね。
最優秀コンクールはまた3年後にやってきます。
それまでの期間をどう過ごすべきなのか?
そのことを如実に感じさせてくれた2日間であったように思います。